はじめに
暑い夏の日、屋台で食べるかき氷。あなたはどの味を選びますか?
イチゴにメロン、ブルーハワイ。色も香りも全部違いますよね。でも実は、その「違い」は私たちの脳が作り出した幻かもしれません。今回は、かき氷シロップに隠された驚きの真実についてお話しします。
中身は全部同じ味
ここからが衝撃です。市販のかき氷シロップの「味そのもの」は、実はどれもほぼ同じなんです。
シロップのベースになっているのは、果糖ぶどう糖液糖と酸味料。つまり、甘さと酸味だけなんです。では何が違うのかというと、着色料と香料だけなんですよ。
驚きませんか?でも考えてみてください。舐めてみるとちゃんとイチゴ味に、メロン味に感じるじゃないですか。この矛盾を説明するのが、次のポイントです。
脳が味を作っている
実は、私たちが感じる「味」の8割以上は、舌ではなく鼻、つまり香りで決まるんです。
さらに興味深いことに、人間の脳は色から味を予測してしまいます。赤い色を見ればイチゴ、緑を見ればメロンと、過去の記憶から自動的に味を想像してしまうわけです。
つまり、私たちが感じているのは、香料の香りと色の情報から、脳が勝手に作り出した「味」なんですね。実際の成分はほぼ同じなのに、脳がそれを別の味に変換してしまっているんです。
目隠し実験で証明
本当なのか?そう思う方もいるでしょう。実際に検証した実験があります。
目隠しして鼻をつまんてかき氷を食べると、イチゴもメロンも区別できなくなってしまうんです。色が見えず、香りも感じられないと、味の違いが判別できなくなってしまうんですよ。
この実験結果が、人間の感覚の仕組みの面白さを教えてくれます。
まとめ
かき氷のシロップの味の正体は、実は色と香りと脳の記憶の組み合わせだったんです。中身はほぼ同じなのに、私たちは異なる味として感じています。
次にかき氷を食べるとき、ちょっと意識してみてください。色を見て、香りを嗅いで、そして脳が味を作り出すそのプロセスを感じてみてはいかがでしょうか。人間の感覚って本当に不思議で、面白いですね。